たまゆら日記 (2000.12)

20世紀最後の日。 2000年12月31日 02時15分

なんかパニック映画のタイトルみたいだ。


今日で20世紀が終わる。

というのになんの感慨もない。あるのはただ終わりなく続く昨日今日明日の繰り返しのみ。

暮れも正月も関係なく14連荘で仕事だ。1月10日まで休み無し。おまけに仕事場所は藤枝だ。サッカーの強い藤枝東高校がある街だ。名波浩の出身地だ。

大井川を越えて行くのである。橋がかかる前は、

「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」

などと言われていたが、今でもさして事情が変わるわけでもなく、車で橋を渡ろうとすれば、大渋滞が待っている。通勤所要時間は1時間半くらいだろうか。

「それでも行くのか、赤堀」と問われれば、「やめちゃおっかな〜」なんて冗談でも言えず「ありがたく行かせていただきます、押忍」と答えるしか道はない。


仕事から帰ってきて、書く気力があったら今世紀最後の日記を書こう。

一応言っとくか。


それではみなさん、よい新世紀を。

映画「バトル・ロワイアル」を見た。 2000年12月28日 22時23分

仕事が休みだったので、浜松まで「バトル・ロワイアル」を見に行ってきた。

すごい、すごい、すごい、三度くりかえして、すごい。興奮がおさまらない。おもしれー!

こんなおもしろい映画をガキどもになんて見せちゃいけねーぜ。大人だけで楽しんだがいーぜ。その意味でR指定は全く正しい。R指定、万歳!


ただし、「子供が見ちゃいけない映画だ」っていう理由を大人はちゃんと語って聞かせなけりゃならない。こんなにすごい映画をガキどもから奪う、という簒奪行為の落とし前を大人はガキどもに対してつけることができるのか? そして大人はこの映画を見てどう思うのか? 単に感情的な好悪のみでなく、この作品を真正面から語ることができるか? まさに大人が問われている。

劇中のビートたけしの姿は、あんただ、あんた。えェ、R指定を決めた人、及び、R指定にしとけば(ガキどもがでなく自分たちが)安心だと思った人たちよ。そしてそれは俺でもある。

R指定だからこそ、聞いてみたいよな。これを見た大人がどう思うのか。


危ないものを子供から遠ざけとけば安心、ってのは大人のエゴむき出しの責任逃れに過ぎない。それは単なる一時しのぎにしかならない。使い方を知らない奴は無茶をやるから暴発する。

本当に子供のためを思うなら、危険なものはなぜ危険なのか、そしてそれを扱うにはどうしたらいいのか、説明したがいい。教育ってんなら、そういうのが教育ってもんじゃねーかと思う。

どうよ?

破壊王節。 2000年12月12日 23時46分

今「紙のプロレス RADICAL」No.33を読んでいる。久々の橋本真也登場で、インタビューが掲載されているのだが、これがおもしろいっすよ。橋本の息衰えず、って感じで調子ぶっこいてるのが気持ちいい。

業界全体のことを考えて、自分が動くことで活性化しようという話はいいんだけど、だがしかし、業界のこと考えるんだったら、とりあえず小川を何とかしないといけないんじゃないか? とはこのところずっと俺は考えるものなのであります。落とし前はつけないと。ノアもいいんだけど、やっぱり方向性が違うような気がする。俺としては、ひたすら小川を追いつづける橋本が見てみたい。

どうなるんかな、破壊王。

そりゃねーぜ、セニョ〜ル。 2000年12月12日 21時55分

12月7日に、俺待望のPCソフトが発売された。その名も「ゾンビ打」。要は「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」のPC移植版だ。タイピングマスターソフトとしては、緊迫したストーリー展開やグラフィックの良さ、そして出題の馬鹿馬鹿しさで、群を抜く出来なんである。ドリーには移植されていたのだが、そんな金持ちしか買わない贅沢品など持っているハゲがない一般市民の俺としては、「早くPCに移植されねーかなー」と首をブロントザウルスよりも長くして待っていたわけだ。

それが発売日にうちの店にも入荷したんで、さっそく大騒ぎして買って帰ってやってみた。

・・・動きが悪い。一般人の動きもカクカクしてゾンビっぽい。それどころかポリゴンがこの上なく欠ける。落ちる。そしてまた欠ける。

うちのPCは、2年前に購入したGateway製で、CPUはPentiumIIの350MHzと、今となっては貧弱な坊や以外の何者でもないスペックなのだが、ソフトの推奨スペックは満たしているはずである。なんでこうなるの? と説明書をよく読めば、注意書きの一番下に、グラフィックボードについてのこんな説明が書いてあるのに気がついた。

※RIVA 128/ZXでは、半透明処理が効かないので、画面表示が一部おかしくなります。

それってまったく俺のPCのことじゃねーか。ゲーセンのようには楽しめねーのかい?

「そりゃねーぜ、セニョ〜ル」


ISDNの定額サービス、フレッツISDNをご存知か?

ひと月に決まった金額さえ払えばあとは接続し放題、とネットにつながることが人生の一部と化している俺のような生煮えサイバー野郎にとってはまことにありがたいサービスなのである。

店に来たNTT西日本の営業の人と話をした時に、掛川市でも12月の半ばからサービスが始まると教えてもらった。俺が住んでいるのは郡部なのだが、市外局番は掛川と同じ、プロバイダのアクセスポイントも掛川にあるのを利用している。願ったり叶ったりだ。それを聞きいたらもう加入せずにおれるハゲがない。NTT西日本のホームページから速攻で申し込んだ。

翌日、NTTから電話があった。フレッツISDNのサービスを開始するのは、行政区画上の掛川市だけで、同じ市外局番の地域でも利用はできないんだと。郡部のサービス開始は早くても来年春ぐらいになる、とその担当者は済まなそうに言った。なるほど、確かに掛川市では始まるわけだ。くふふふ。

「そりゃねーぜ、セニョ〜ル」


ヤングサンデーで連載している山田芳裕の「度胸星」。

これがすんごくおもしろい。毎週毎週楽しみなんである。初の有人火星飛行で人類が遭遇した、人類の知性を凌駕する謎の存在に挑むため、いよいよ主人公が火星に向けスペースシャトルに乗る!

というところで、今日立ち読みしたら連載打ち切りになっていた。

「そりゃねーぜ、セニョ〜ル」

20世紀もあとわずかじゃのぉ。 2000年12月04日 23時45分

ってことで近況です。

体調が悪いです。金・土・日と三日間寝こみました。咳が止まらず、鼻水が止まらず、頭痛が止まず。熱はあまり出ないんだけど、気管系が苦しくて仕方がない。

今日もあまり復調しないまま店に行きましたが、頭フラフラで仕事どころじゃありませんでした。風邪だかインフルエンザだかわからんが、今年のはたち悪いですよ。みなさんも気をつけて下さい。


このごろ、あちらこちらにポコポコとホームページを作り散らかしてます。5つ作って1つ閉鎖したから、今あるのは4つかな。

リソースの無駄使いって話もあるんだけど、それでも、それなりのものを作っとけば、見る人は見てくれるわけで。で、それらのホームページ同士をリンクで結んであれば、意外な所からお客さんも来てくれるもんだな、ってのはあるところに作ったホームページに訪れる人を見て思いました。

他所からの人の流れって、アクセス解析とかしてないと、わかんないですよね。だから、ハイパーリンクの威力って、味わったことってあまりなかったんです。(こことリンクしたら人がどっと押し寄せるようになったぜ! みたいな。あ、Yahoo!はそうか)

しかし、自分でホームページ網を作ってみると、なにしろ、管理してるのは自分なわけですから、人の流れが良く見えまして。リンクを張ることによる人の移動ってのが、意外なほど手応えを感じました。

リンクってすごいなあ。やっぱり、リンクはホームページの命です。

(ハイパーリンクこそがWEBサイトの本質である、ってのは全くその通りだと思ってまして、無許可だろうが独断だろうが、目に付いたサイトは勝手にリンクしちゃえばいいと俺は思ってます。それは逆もまた然りで、こっちのページに誰がリンクを張ろうが知ったこっちゃねーぜ、つーのが俺の態度です)


最近おもしろかった本。

『獣たちの夜-BLOOD THE LAST VAMPIRE-』押井守

『桶川女子大生ストーカー殺人事件』鳥越俊太郎&取材班


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